【CASE2】職場の環境づくり

事例企業

業種 建設業
事業所 全国展開
平均年齢 46歳
働き方 現場は夜間勤務あり
各連絡事項は現場責任者を通じて共有

取り組み背景

課題
社内でアンケートを実施したところ、「介護について職場で相談しづらい」環境であることが判明。 また、「介護に関して理解のある職場であってほしい」との意見が寄せられた。

対策
会社の介護支援制度を含めて様々な情報を従業員へ提供し、介護に理解のある、働きやすい環境づくりを目指した取り組みを検討。

介護に理解のある環境づくりと働き方に合わせた情報提供

職場全体で介護に対して理解を深めてもらうため、介護セミナーを開催。セミナーでは「介護の基礎知識」や、「各種申請手続き方法」などを解説。また、まだ介護に直面していない従業員に対しても、仕事と介護を両立する大変さを理解してもらうことで、介護に理解のある職場環境づくりを促した。

介護の相談は専門性が高く、なかなか社内で悩みを解決することは難しいというのも、相談しづらい雰囲気を作ってしまう要因と考え、介護に特化した外部相談窓口を社内に設置。介護のプロに相談することで、介護にかかる負担や手間をできるだけ減らし、仕事に集中できる環境を整備。

介護ハンドブックを制作し、全従業員へ配布することで、オフィス勤務の従業員よりも情報提供の機会が少ない現場の従業員に対しても情報提供。各従業員の手元に資料が届くことで、職場内での介護に対する知識・理解が深まり、職場内での事前準備を促した。


事例から見る仕事と介護の両立支援
仕事と介護の両立を支援する上では、介護に直面した従業員だけでなく、上司や部下・同僚など周囲の人へも介護について理解を深めてもらうための働きかけが重要となります。
介護に対して協力的な職場であれば、休暇や働き方の相談もしやすくなり、仕事と介護を両立しやすくなります。また、外部の専門窓口も活用することで、介護をする上での複雑な悩みや不安も解消でき、日中、仕事に集中することが可能となります。
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